こんにちは。ゴーストです。
この写真に写っているものがいったい何か、わかるでしょうか?
このブログを以前から読んでくださっている方ならおわかりかもしれません。これは知る人ぞ知る、白鳥印の歯磨き粉「ホワイトスワン」です。
僕がこの時買いに走った例の歯磨き粉です。まだ読んだことがないよという方は、もし良かったらこの記事も読んでみてください。
旅人と商人
この町でこの歯磨き粉を置いているのは、上の記事に出てくるお店「ABACOT」だけのようです。ここの店主のバミさんは、生前は行商人だったそうです。世界中を旅してまわっていたと聞きました。といってもバミさんは喋らないので、いつも一緒にいるガラガラさんに聞きました。
ガラガラさんは生前はただの蛇だったと言っていました。マムシと間違われてお酒に漬けられそうになり、逆にお酒を飲み干して気分がよくなって、気が付いたらこっちにいたみたいです。いつも酔っ払っているようなので、どこまでが本当の話かはわかりませんが……。
ABACOT
https://abacot.ghost-town.online/
バミさんは今でも色んな所へ出かけて行っては珍しいものや気に入ったものを仕入れて、お店に並べています。お店をやってはいるもののあまり商売っ気はないようで、恐らく旅の方に重きがあるのだと僕は思っています。
逆にガラガラさんの方はあれこれ捲し立てて買わせようとするので、この人(蛇)の方が商人気質が強いのだろうなと思います。酔っ払ってはいますが弁が立つので、一度捕まったら買うまで帰してもらえません。それこそ蛇らしく執拗に言葉で締め上げてきます。ウオズ君がよく犠牲になっています。
素晴らしい歯磨き粉
歯磨き粉に話を戻しましょう。この歯磨き粉の何が素晴らしいかというと、歯がピカピカになる実力もさることながら、なんと、チューブを絞ると白鳥が出てくるのです。
指先サイズの白鳥が歯ブラシの先にちょこんと座って、ソワソワと羽の具合を確かめています。なんて愛らしいんでしょう。いくらでも見ていられます。恐ろしくラブリー。
僕はウオズ君のようにとくべつ鳥類が好きというわけではありませんが、白鳥はかなり好きです。水に浮かんでいるときのフォルムの優雅さは本当に素晴らしいと思います。逆に、水から上がった時の少しだけ間抜けな感じも愛おしいです。そんな白鳥が、いつでもどこでもチューブを絞るだけで出てくるのです。素晴らしい商品です。
ただし、「ホワイトスワン」の白鳥は鏡の中にしか現れません。実際の歯ブラシの上に現れてしまったら歯が磨けなくなりますからね。白鳥を口のなかに入れるなんて……想像しただけでもショッキングです。
鳥の住む町、ゴーストタウン
鳥といえば、ゴーストタウンには鳥が多く生息しています。僕がまだ見たことがない中で気になっているのはライチョウです。ローソクさんのところにはカササギがよくやってきます。夜になるとフクロウやトラツグミの鳴き声も聞こえてきます。夜の森に行くのは恐ろしいので、会ったことはありませんが。もし会えたなら、一緒に写真を撮れたら嬉しいなと思っています。